12/23/2016

二人芝居公演のお知らせ

来月1月7日&14日19:30~、渋谷の小スタジオにて40分ほどのささやかな二人芝居の公演を行います!

Koto Films presents a short play "Bench"

Date: 1月7日・14日19:30開演
Place: 宮益坂十間スタジオ(渋谷区渋谷1-10-2 志水ビル 5F)
Ticket: 1人1,000円(2人以上で来られた場合1人500円)

ご予約は、私もしくはkotofilms@gmail.comまでご連絡ください☆

何千円もかけて腰あげて観に行くような舞台ではありませんっ
気が向いたらサクッと来てみてください♪

シェアなどして頂ければありがたいです!
よろしくお待ちしておりまーす!!

11/12/2016

英語教材向け撮影

先週日曜から木曜までの5日間、東京で撮影でした。
この撮影は、日本に帰国する前にオーディションサイトで見つけ、英語での音声オーディションがあり、役を頂いたもの。
帰国してから早々役者としてのお仕事があったのは本当にありがたいことでした。

今回の仕事は、英語教材用のものであるため、セリフや設定もとてもベタなもの、かつセリフをゆっくり話すことを何度も強調され、不自然だけど自然に会話しなければならないというものであり、英語を話す時に自分がどれだけ偏った、自分独特の癖を持って話しているか実感させられる良い機会でした。

1日目:高田馬場→池袋

初日は、かなりバタバタでした。
今回のPは、撮影のプロの人ではなく、最初の現場ではかなり……だった。
誰がディレクターなのかも分からず、誰の言うことを役者が聞けばよいか分からなかったり、ロケーション先からはタダで撮らせてもらうらしく、いい顔されてなかったり、館内放送があるから音声どうするんだとか…

高田馬場後は、中板橋へ移動。
本物のコンビニそのままのスタジオがあり、そこで撮影。
そういうスタジオサイトがあるみたいで、そういうのを知っただけでも勉強になった。




2日目:東海大学前

この日は一日撮影。
キャンパス内で色々と撮影を行った。
また、今回の教材製作主の教授にも会い、その人も1シーンやることに。
そこで感じたことは、15年もアメリカにいたらしいのだが、発音は全然きれいではなく、自分で作った台本にも関わらず、全然タジタジだったこと。
英語でお芝居をすることなんて当たり前だけど初めてらしく、すごい緊張されていた。
それで思ったのは、俺一応役者という職人として一般的にはできないことをできるスキルを持っているんだなと。もちろん、まだまだだけど。

この日最後に撮ったシーンは、とても楽しかった。
すごいコネクトできた気がする。このシーンだけは自分に合格点あげたい。

あと余談だが、東海大って田舎にある広々としたキャンパスってこともあって、学生が皆笑顔で楽しそうで、未来に満ち溢れてるって感じでキラキラまぶしかった…笑

3日目:浅草

こういう機会と浅草なんて来ることないからとても楽しかった!
久々の雷門!!普通の平日にも関わらず、朝9時頃には人だらけ!
そんな中雷門やら人形焼やら、浅草寺やらで撮影。
撮影許可をもらってはいるものの、ゲリラ撮影であることに代わりはないため、金髪アメリカ人と英語とカメラというだけでactionのたびに人だかりができる…
こういう環境の中で撮影をしたことはなかったのでいいプレッシャーとの戦いであった。
一番印象に残った日だったかな。

4日目:そば屋

今日は簡単だった。そば食ってちょっとセリフ言って終了。
このそば屋は、撮影現場としてちょくちょく場所を提供しているらしく、北野映画でも使われたらしい。
撮影場所として提供しますよーっていうサイトもあるらしい。
撮影保険に関しても、Pの人に話を聞かせてもらい勉強になった。

5日目:恵比寿

今日は家スタジオで撮影。
エキストラとして早稲田の映画サークルの子も来て、今度撮影に協力してくれるスタッフの話とかもできてよかった。


ちゃんとお金を頂ける仕事。
役者としてそんなありがたいことない。
しかも英語でお芝居できた。
来年春には関西でも撮影予定。楽しみ。
あと一番勉強になったのは、日本は特に自分が足で動いて人と知り合っていくことが本当に大事なことだなと思った。

これからしばらくPとしての仕事が続く。
役者として現場で動くために、さっさとPの仕事終わらせたい。

11/09/2016

しばらく東京にいます(?)

トロントでのビザ(ワーホリ)が切れて、日本に戻ってきました。
トロント残ることも少し考えたけど、日本という選択をしました。

その理由は、LAで仲良くしていたディレクターのKotaroが日本で一緒に活動しようとオファーしてくれたからでした。
一緒に映画・舞台製作プロダクションを立ち上げ、その作品の監督・演出をKotaroが行い、自分がactorとして出演し、その作品で食っていく。そんなプラン。
俺が日本に戻る前から毎日スカイプでミーティングし、やれることをやって帰国。

とりあえずは一緒に暮らそうということから始まり、現在は自由が丘の彼の家に居候させてもらってます。(一応ですが、二人ともゲイではなく、女の子が大好きです☆笑)

そして今帰国してからちょうど1週間が経ちました。

夢を現実的に生きるって感じで色々とすごいリアル毎日を送っています。
幸せそうな言い方をしましたが、しんどいです。

我々がやろうとしてる短期的なプランは、年末までにオリジナルウェブシリーズを数エピソード創って、年の瀬ののんびりした時に皆に見てもらうこと&年明けの3連休辺りに小さな二人芝居の公演をすること。

今企画を同時進行させているところですが、当たり前ながらなかなか物事思い通りにはいかない。
まず、ウェブシリーズも舞台も場所が決まらない。
そして、現実的にかかる予算を計算するとぞっとする数字が出てくる(ちなみに、私が財経管理をしていく)。

そして、来週月曜には目星つけた場所に予算提示のオファーをしに行ってきます。

もう、普通にビジネスマンですよ、ええ。
とりあえずの脚本家は見つかったので、数エピソードは書いてもらう予定。
明日また別の脚本家と会食(かっこいい言い方)、そして週末には出演してもらう予定の外国人役者さんとミーティング。

カメラマンはとりあえず確保したので、他のスタッフ探し。
舞台の相方もまだ決まっておらず。
撮影保険のために、大手保険会社に勤めてる大学部活同期に相談をしに行く。

などなど。

もうやることがいっぱい。
てか、俺はまず普通に生きていくための職探しをしなければならない。
幸い、帰国後すぐに役者としての仕事をもらえたのでそれでなんとか1ヶ月は生きていけるが。

頭を抱えてばかりです。
でも…日中役者として仕事して、帰ったらプロデューサー的な仕事で頭うなされて…っていう生活って自分が望んだものだよなと。
お芝居のことばかり考えられる、てか考えなきゃいけない人生、幸せだよなと。

で、数字を見れば見るほどすごくリアルで現実的で、自分の夢・目標に必要な階段が具体的に見えてる感じで、しんどいけどすごく嬉しいことなのかなって。
たいてい夢を見ては、具体的に考えず、ステップが現実になる前に夢物語で終わってしまうのに、自分にはその過程がリアルに存在してる。

帰国する前、ニューヨーク経由で帰ってきた。
そこにいるエンターテイナー達は、日中オーディション行きながら、高い家賃を払うためになんとかバイトしたり、大道芸人になったり、ジョンレノンの記念碑の前でImagineとか歌って小さいお金稼いだりして生きている。
あーこの人たちリアルに夢を生きてるなって思った。

…なんか伝わりにくいですかね、すんません。

今後このプロダクションの一歩一歩をこのブログに書き込んでいきたいと思ってます。
どうぞ今後ともご支援のほど宜しくお願い致します。

出演コマーシャル

トロントで撮影した、私の出演してるコマーシャルの一つです。
1分程度のものなので、ぜひご覧になってください☆

"Jack Russell Agency"
https://www.youtube.com/watch?v=22Bi8vERDYU

9/27/2016

今まで一番大きいセット現場

トロントで久しぶりにコマーシャル。
今回は一回目のオーディションでコケたので絶対call backは来ないと思っていたところ、お声かけて頂き、call backではかなり手応えがあった。
そのまま役ゲット。
科学者というよりは、警察特捜員みたいな感じだろうか。

non-unionということもあり、そんな大きなproductionだと思っていなかった。
そしたらどっこいトレーラーが何台も来るわ来るわ。
皆が皆それぞれの専門のプロであって完全に仕事分担制って感じ。
うんうん、こーいうとこでずっと働きたいと思った。

監督もかなりプロで、すごく自分の持ってるビジョンにspecificで画にこだわっていた。妥協しない。
でも時間と戦うって感じ。
だから、俺も結構ダメ出しくらった(監督からではなく1st ADから。日本は知らないけど、北米では基本的に監督の口手足となるのは1st ADなのである。)

普通に言われたことをやろうと思ってたんだけどそれがなかなか細かくてagain again againって感じになってしまった。コマーシャルは映像演技の一番ベーシックな部分を学べる。
何秒後にここへ来てや、ここにこれを置いてとか…
で、こればっかしは経験とセンスだなと思った。

コマーシャルって映画やテレビと違って、イメージが全て。
あんま役としてどういう感情を持ってるかとか関係ない(まーコマーシャルによるけど)。
マジですごい勉強になったし、軽く打たれ続けたジャブがちょっと心に効いている苦笑
あー俺全然ダメやなと思った。
主役だったのに。
actionかかると基本的に皆カメラか、カメラと繋がられた映像を見ている。
期待に応えられたときは、that's what we wanted!!って感じで皆もウンウンって納得してるのが雰囲気で伝わってくるのよね。

これを良い経験としてもっともっと役者として成長したいと思います!!!

6/06/2016

トロントでコマーシャル撮影

ご無沙汰してます。
昨日、コマーシャル撮影へ行ってまいりました。

実はよーくよーく考えるとコマーシャルの撮影に役者として参加するのは実は、初めてだったのです!ありがたいお話です。

ここだけに記しますが、朝8時集合だったのに私は寝坊をして9時到着となってしまいました…
撮影に支障はなかったものの、1時間の遅刻。
なんとアンプロフェショナルなことでしょうか…恥ずかしくて、情けなくて仕方ないです。
撮影自体では役者としてそれなりに貢献できたと感じていますが、今回のクライアントからは雇われることはもうないでしょう…

本当恐ろしいのは、撮影の現場にはたくさんの人がそれぞれの仕事をやっており、たかが一役者の俺が遅刻しても、そんなのどこ吹く風っていうところ。
小さなコマーシャル撮影でしたが、それでも自分が大車輪の小さな一角に過ぎないことを実感しました。
遅刻する旨を伝えた相手は、撮影会社の1st ADの人。
遅刻すると言ったところ、クライアントのプロデューサーに伝えておきますと。

図として整理するとこうなる↓↓
俺→Actingエージェント→キャスティング会社→クライアント(コマーシャルを出す元会社)
↓                               ↑
コマーシャル撮影会社→→→→→→→→→→→→↑


役者として配役されるまでは、エージェント経由で連絡がきて、当日の詳細は撮影会社から連絡が来るという仕組み。

こうやって考えると、役者として役をもらうってことは、その役が大きかろうと小さかろうととても大変なことだし、奇跡的なことだと実感する。だから役が取れた時は本当感謝しよう、うん。

そして話を戻すと俺が遅刻をしてしまうunproffesionalな姿勢がどこまで自分に影響を及ぼすのかすら全く見えてこない。
とても良い勉強になりました。
やってしまったことは仕方ないので、今後は気をつけます。

また、興味深いのは日本とはビジネスのシステムが違うところ。
日本で俺が遅刻したら、事務所が現場で怒られ、俺が事務所から怒られるという仕組みになると思う。
北米では役者ビジネスは、あくまでも自分が自分の雇用主。
全ては自己責任ということになるのである。


さて、撮影の話をしましょう。
今回の設定は、クライアントとミーティングをするcreative directorの一人という役回り。
creative director役が10人以上いて、皆トガッててとにかくこの会議をだるいと感じてる中、一人ずつ自己紹介をしていくという状況。
Group creative directorだったり、Associate creative directorだったり、名前の自分の担当を言ってくだけ。
コマーシャルってこともあり、役者に与えられたものはそんな難しいものではない。

リハーサルする。
一人ひとりが名前を言い、そしてI'm creative director, I'm associate creative director....と流れ作業で言っていく。
…俺だけ明らかにアクセントがある。
何度やっても他の人たちと言い方が違う。
別に何言ってるか分からないとかじゃないし、大きなことではない。問題はない。
俺自身が気にしてるだけだった。


で、順番に自分のショットの与えてもらう。
そして俺の時。
AD:「君、どこ出身?」
俺:「日本です。」
AD:「そしたら、もう少しジャパニーズアクセントつけてやってみて。」
俺:「はい。アイム、アソ-シエイトクリエイティブディレクター。」
AD:「いいねー。グローバルなdirectorチームって設定にしよう。苗字は?」
俺:「タムーラ(ジャパニーズアクセント風)」
AD:「最高。じゃーフルネームで言ってね。」
俺:「おっけー」

別に悔しくはない。
アジア人は俺以外にいなかったし。
で、やっぱ思うのは誰もがそうだろうけど、自分がコンプレックス・欠点と思ってることこそ、自分が他の人と違い、個性を発揮できるとこなんだと。
間違いなく俺が一番個性的だったし、みんな俺の名前を最初に覚えたと思う。

うん、本当に良い勉強になった。
公開が楽しみです。
遅刻が影響しててカットとかされてませんよーに。

4/16/2016

(売れないw)役者として生活するということ

4畳程度の部屋、演技のシーンのコピー、いくつかの映画DVD、ミュージカル曲の入った楽譜ファイル、小説や戯曲、ジム用バッグ、今時もう使わなくなったヘッドショット・レジュメ、過去のオーディションのコピー、演技ノート、$1のクッキー箱…

そんな物が散乱する空間を見て、あー自分は役者として人生を送っているんだなと思ってふと笑ってしまった。
幸せ笑いなのか苦笑いなのか自虐笑いか…

未だ未来は見えず。
だからこそ幸せなのか苦しいのか、それも分からず。

同じ日の繰り返しなど一日もなく、それでもひたすら同じことに向かってまっすぐ進むという、
貫徹なのか矛盾なのかも分からない道を生きている。

3/09/2016

毎日オーディション→今のところ全滅w

ハリウッド大作、長編映画、コマーシャル、舞台、短編映画、学生映画…

最近はトロントへ来てから一番オーディションが多い。
ありがたい。
納得できた時もあれば、納得できなかった時もある。
でも、どのオーディションも悔いはない。
そして、今のところ結果は芳しくなく。

最近は、演技力が向上しているのを感じているだけあってとても悔しい。
今の力では、まだ役取るレベルではないのだろうか…、まー役取れてないからないのだろう。

引き続き前進するのみです。

2/24/2016

お久しぶりです。

少し間が空きました。
2016年いかがお過ごしでしょうか?

トロント来て4ヶ月。
2月というのは私にとって毎年depression monthなのであまり流れが良くありません。
抗わずに受け入れて、この流れに沿っていきたいと思います。
こういう捉え方をできるようになったのは、成長した証かなと思っています。

さて、2016年に入ってから私はヴォイトレを始めました。ミュージカルの。
これが本当に楽しい。
素晴らしいコーチともめぐり合え、日々シンガーとして成長しているのを実感しています。
歌を歌っている時と演じている時だけが、今は幸せです。

声。
それは唯一自分が自信を持って、才能があると言えるもの。
母はプロのピアニスト、父はグリークラブ出身という遺伝子の元に生まれたのもあり、小さい頃からずっとクラシック音楽の環境のもと育ちました。
大学くらいまではずっと歌手になることが夢だった。
(そのときはチキッて何の活動もせず、それから何故か役者という道を選びましたがw)

この流れが導いてくれる方向へそのまま向かおうと思います。
演技と歌、ダブルの武器を備えられればもっともっと色んな可能性が広がる。

このまま歌手になっちゃおうかな~w