11/12/2016

英語教材向け撮影

先週日曜から木曜までの5日間、東京で撮影でした。
この撮影は、日本に帰国する前にオーディションサイトで見つけ、英語での音声オーディションがあり、役を頂いたもの。
帰国してから早々役者としてのお仕事があったのは本当にありがたいことでした。

今回の仕事は、英語教材用のものであるため、セリフや設定もとてもベタなもの、かつセリフをゆっくり話すことを何度も強調され、不自然だけど自然に会話しなければならないというものであり、英語を話す時に自分がどれだけ偏った、自分独特の癖を持って話しているか実感させられる良い機会でした。

1日目:高田馬場→池袋

初日は、かなりバタバタでした。
今回のPは、撮影のプロの人ではなく、最初の現場ではかなり……だった。
誰がディレクターなのかも分からず、誰の言うことを役者が聞けばよいか分からなかったり、ロケーション先からはタダで撮らせてもらうらしく、いい顔されてなかったり、館内放送があるから音声どうするんだとか…

高田馬場後は、中板橋へ移動。
本物のコンビニそのままのスタジオがあり、そこで撮影。
そういうスタジオサイトがあるみたいで、そういうのを知っただけでも勉強になった。




2日目:東海大学前

この日は一日撮影。
キャンパス内で色々と撮影を行った。
また、今回の教材製作主の教授にも会い、その人も1シーンやることに。
そこで感じたことは、15年もアメリカにいたらしいのだが、発音は全然きれいではなく、自分で作った台本にも関わらず、全然タジタジだったこと。
英語でお芝居をすることなんて当たり前だけど初めてらしく、すごい緊張されていた。
それで思ったのは、俺一応役者という職人として一般的にはできないことをできるスキルを持っているんだなと。もちろん、まだまだだけど。

この日最後に撮ったシーンは、とても楽しかった。
すごいコネクトできた気がする。このシーンだけは自分に合格点あげたい。

あと余談だが、東海大って田舎にある広々としたキャンパスってこともあって、学生が皆笑顔で楽しそうで、未来に満ち溢れてるって感じでキラキラまぶしかった…笑

3日目:浅草

こういう機会と浅草なんて来ることないからとても楽しかった!
久々の雷門!!普通の平日にも関わらず、朝9時頃には人だらけ!
そんな中雷門やら人形焼やら、浅草寺やらで撮影。
撮影許可をもらってはいるものの、ゲリラ撮影であることに代わりはないため、金髪アメリカ人と英語とカメラというだけでactionのたびに人だかりができる…
こういう環境の中で撮影をしたことはなかったのでいいプレッシャーとの戦いであった。
一番印象に残った日だったかな。

4日目:そば屋

今日は簡単だった。そば食ってちょっとセリフ言って終了。
このそば屋は、撮影現場としてちょくちょく場所を提供しているらしく、北野映画でも使われたらしい。
撮影場所として提供しますよーっていうサイトもあるらしい。
撮影保険に関しても、Pの人に話を聞かせてもらい勉強になった。

5日目:恵比寿

今日は家スタジオで撮影。
エキストラとして早稲田の映画サークルの子も来て、今度撮影に協力してくれるスタッフの話とかもできてよかった。


ちゃんとお金を頂ける仕事。
役者としてそんなありがたいことない。
しかも英語でお芝居できた。
来年春には関西でも撮影予定。楽しみ。
あと一番勉強になったのは、日本は特に自分が足で動いて人と知り合っていくことが本当に大事なことだなと思った。

これからしばらくPとしての仕事が続く。
役者として現場で動くために、さっさとPの仕事終わらせたい。

11/09/2016

しばらく東京にいます(?)

トロントでのビザ(ワーホリ)が切れて、日本に戻ってきました。
トロント残ることも少し考えたけど、日本という選択をしました。

その理由は、LAで仲良くしていたディレクターのKotaroが日本で一緒に活動しようとオファーしてくれたからでした。
一緒に映画・舞台製作プロダクションを立ち上げ、その作品の監督・演出をKotaroが行い、自分がactorとして出演し、その作品で食っていく。そんなプラン。
俺が日本に戻る前から毎日スカイプでミーティングし、やれることをやって帰国。

とりあえずは一緒に暮らそうということから始まり、現在は自由が丘の彼の家に居候させてもらってます。(一応ですが、二人ともゲイではなく、女の子が大好きです☆笑)

そして今帰国してからちょうど1週間が経ちました。

夢を現実的に生きるって感じで色々とすごいリアル毎日を送っています。
幸せそうな言い方をしましたが、しんどいです。

我々がやろうとしてる短期的なプランは、年末までにオリジナルウェブシリーズを数エピソード創って、年の瀬ののんびりした時に皆に見てもらうこと&年明けの3連休辺りに小さな二人芝居の公演をすること。

今企画を同時進行させているところですが、当たり前ながらなかなか物事思い通りにはいかない。
まず、ウェブシリーズも舞台も場所が決まらない。
そして、現実的にかかる予算を計算するとぞっとする数字が出てくる(ちなみに、私が財経管理をしていく)。

そして、来週月曜には目星つけた場所に予算提示のオファーをしに行ってきます。

もう、普通にビジネスマンですよ、ええ。
とりあえずの脚本家は見つかったので、数エピソードは書いてもらう予定。
明日また別の脚本家と会食(かっこいい言い方)、そして週末には出演してもらう予定の外国人役者さんとミーティング。

カメラマンはとりあえず確保したので、他のスタッフ探し。
舞台の相方もまだ決まっておらず。
撮影保険のために、大手保険会社に勤めてる大学部活同期に相談をしに行く。

などなど。

もうやることがいっぱい。
てか、俺はまず普通に生きていくための職探しをしなければならない。
幸い、帰国後すぐに役者としての仕事をもらえたのでそれでなんとか1ヶ月は生きていけるが。

頭を抱えてばかりです。
でも…日中役者として仕事して、帰ったらプロデューサー的な仕事で頭うなされて…っていう生活って自分が望んだものだよなと。
お芝居のことばかり考えられる、てか考えなきゃいけない人生、幸せだよなと。

で、数字を見れば見るほどすごくリアルで現実的で、自分の夢・目標に必要な階段が具体的に見えてる感じで、しんどいけどすごく嬉しいことなのかなって。
たいてい夢を見ては、具体的に考えず、ステップが現実になる前に夢物語で終わってしまうのに、自分にはその過程がリアルに存在してる。

帰国する前、ニューヨーク経由で帰ってきた。
そこにいるエンターテイナー達は、日中オーディション行きながら、高い家賃を払うためになんとかバイトしたり、大道芸人になったり、ジョンレノンの記念碑の前でImagineとか歌って小さいお金稼いだりして生きている。
あーこの人たちリアルに夢を生きてるなって思った。

…なんか伝わりにくいですかね、すんません。

今後このプロダクションの一歩一歩をこのブログに書き込んでいきたいと思ってます。
どうぞ今後ともご支援のほど宜しくお願い致します。

出演コマーシャル

トロントで撮影した、私の出演してるコマーシャルの一つです。
1分程度のものなので、ぜひご覧になってください☆

"Jack Russell Agency"
https://www.youtube.com/watch?v=22Bi8vERDYU